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目の下のウルセラ1.5㎜の照射法と発数

ウルセラ1.5㎜を開始して2ヶ月。今回より、ウルセラ1.5㎜単独での治療効果を部位別にお話をしたいと思います。
ウルセラ1.5㎜単独で効果がなければ、ウルセラ4.5㎜+3㎜を併用する意味がないと思っていますので。

目の下のたるみ、シワ、クマは、当院でも治療を希望される方がたくさんいます。
しかし、目の下の治療は、他の部位と異なり、それほどたくさんの治療の選択肢があるわけではありません。
まして、ダウンタイムがほとんどない治療で絞り込むと、サーマクール・アイしかないと思っております。

しかし、ウルセラ1.5㎜の登場で、ウルセラ・アイが可能になり、目の下にも積極的に照射を行なっています。

目の下のウルセラ1.5㎜の照射法

まずは、目の保護用のコンタクトは、必ず挿入を。

ウルセラ社からは、ウルセラ1.5㎜は、眼球保護用のコンタクトレンズは必要ないというお話でした。
これは、1.5㎜という深さでは、眼球に到達しないからという理由です。
しかし、照射時に、トランスデューサーがずれてしまったり、照射時の刺激で患者様が目を強く閉じたり、顔を動かしてしまう可能性があるので、必ず、コンタクトは必要と思います。
コンタクトを挿入しないと、目の下のまつ毛ギリギリまで照射は不可能です。

目の下の照射部位と発数は?


ウルセラ1.5㎜ 照射マニュアル

左が、ウルセラ1.5㎜の照射発数です。
まずは、目の下に関しては、照射部位が異なります。
目の下の照射部位は、効果を出すには、縦方向はまつ毛下から眼窩骨縁、横方向は内眼角より目尻外側までです。
また、マニュアルの発数では、ウルセラ1.5㎜単独では、ほとんど効果が見られないため、現時点では2倍以上に増やしています。
どうも、このマニュアルは、ウルセラ4.5㎜+3㎜を併用する前提で作られているようです。

ウルセラ1.5㎜は麻酔クリームで痛みはかなり改善

リフトアップのウルセラ4.5㎜+3㎜は、麻酔クリームはほとんど効きません。理論的に考えれば、ドクターであればわかるはずだと思いますが。
しかし、ウルセラ1.5㎜は、麻酔クリームが痛みの軽減には効果があります。
全くなくなるわけではありませんが、半分以下にはなりますので、必ず、麻酔クリームを。

ウルセラ1.5㎜は、かなり慎重に照射を!

ウルセラ1.5㎜は、照射に非常に気を使います。
というのは、ウルセラ1.5㎜は、ほとんど浮かないように照射をしないと行けないからです。
浮いてしまうと、皮膚の中の真皮ではなく、その上の表皮にすぐにあたってしまいます。
ただでさえ、浅いところにあたっているのに、表皮に当たると、赤み、水ぶくれ、腫れなどが出たり、長引いたりする原因になります。
まして、目の下であれば、凹凸があり、ビッタリ密着させるのは、かなりの慣れと経験が必要です。
また、ハンドピースを片手持ちをしなくては行けないので、かなり手首も疲れます。

私事ですが、最近は、ウルセラ1.5㎜をし過ぎて、少し腱鞘炎気味です。

また、照射する前に、超音波の画像を確認し、再度、トランスデューサーの位置を確認すると、それだけで先端がずれてしまうので、これもかなり注意が必要かと。

肝心な効果ですが、照射法でかなり長くなってしまいましたので、明日にしたいと思います。
早く、効果が知りたいですよね。


ウルセラ1.5㎜の効果とは?

ウルセラ1.5㎜の効果

2ヶ月後のウルセラ1.5㎜の効果の前に、再度、ウルセラ1.5㎜のおさらいです。
従来のウルセラ(4.5㎜+3.5㎜)とウルセラ1.5㎜は何が異なり、どのような効果が出るかということです。


ウルセラ1.5㎜ トランスデューサー

左が、4月に新しく発売されたウルセラ1.5㎜のトランスデューサーです。(左がナロータイプと呼ばれる目の下、目尻、口元に照射するタイプ。右上がスタンダードタイプと呼ばれる額、頬、フェイスラインに照射するタイプ)
ちなみに、トランスデューサーとは、ウルセラの焦点式超音波の深さを変えるために、取り換えを行います。従来は、4.5㎜と3㎜のみで筋膜と皮下組織に熱エネルギーを照射していました。

では、ウルセラ1.5㎜で何が改善するするかということです。

たかが、1㎜の差ですがその効果は明らかに異なります。
ウルセラの4.5㎜+3㎜は筋膜と皮下組織に熱を加えるので、リフトアップ効果。
しかし、ウルセラ1.5㎜は、皮膚の真皮のみに熱を加えるので、その効果はスキンタイトニング効果で、肌の引き締め、肌のハリ、シワの改善が可能になります。

これが最新のウルセラ照射。4.5㎜+3㎜+1.5㎜のトリプルレイヤー(3層)照射です。


ウルセラ+サーマクールからウルセラ(4.5㎜+3㎜)+ウルセラ(1.5㎜)に進化

従来のウルセラ(4.5㎜+3㎜)は、その深さから、筋膜と皮下組織に絞りこまれて熱が加わっていたので、リフトアップ効果としては最強の治療機器でしたが、皮膚に加わる熱は少し乏しい感じでした。
そのため、皮膚にも熱を加える高周波のサーマクールを併用するという治療が広まっています。

しかし、

ウルセラ1.5㎜の登場により、ウルセラとサーマクールの組み合わせから、ウルセラ(4.5㎜+3㎜)とウルセラ(1.5㎜)の組み合わせに変わるかも。
まりもクリニックでは、ウルセラ1.5㎜単独でも、かなり良い結果が出ています。
現時点では、ウルセラの4.5㎜+3㎜でリフトアップ、気になるところに、ウルセラ1.5㎜を追加照射しています。
近々、最強のウルセラのトリプルレイヤーの顔全体照射を開始予定です。
お楽しみに。


ウルセラ1.5㎜の効果について。治療開始後2ヶ月の経過

ウルセラ1.5㎜を始めて、2ヶ月。その効果は?

ウルセラ1.5㎜が4月初旬に発売されて、当院でも4月下旬より開始しました。
現時点でウルセラ1.5㎜は、目の下、目尻、額、頬、フェイスラインと徐々に照射範囲を広げています。
治療開始してから、2ヶ月が経過し、その効果につき、御報告したいと思います。

今回は、目の下のシワ、たるみ、クマに対する効果です。
あくまで、ウルセラ1.5㎜単独の効果と思ってください。

ウルセラ1.5㎜とは?


ウルセラ トランスデューサー

トランスデューサーとは、ウルセラ先端に取り付けるもので、これを取り替えることで、深さを調節します。サーマクールで言えば、先端に取り付けるチップのようなものです(サーマクールもチップで深さを調節しますので)。以前は、4.5㎜と3㎜のチップ(左上4個)。今回、新しく発売されたチップは、右下の2個です。


ウルセラ4.5㎜、3㎜と1.5㎜の違いは?


ウルセラの照射深度

では、従来のウルセラ4.5㎜、3㎜と今回新しく出た1.5㎜は何が異なるかということです。
それは、ウルセラ4.5㎜と3㎜は筋膜、皮下組織に熱を加えるので、効果としてはリフトアップです。
今回のウルセラ1.5㎜は、皮膚の中(正確に言うと真皮中層から下層)に熱を加えますので、その効果は皮膚の引き締め、つまり肌のハリです。
つまり、たるみの効果としては、まったく別物ということです。


ウルセラ1.5㎜の照射マニュアル


ウルセラ1.5㎜照射マニュアル

左が、ウルセラ1.5㎜の照射マニュアルで、各パーツで書いてる数字が、ウルセラ社が推奨する照射数です。

しかし、

この照射数では、ほとんど効果が見られないため、現時点では、2倍の照射数に増やしました。
これで、効果は激変。明らかに、ウルセラ1.5㎜でも効果がわかるようになりました。


ウルセラ1.5㎜の照射はかなり大変です。


しかし、ウルセラ1.5㎜の照射はかなり大変です。
というのは、今回のウルセラ1.5㎜は浮いて当ててしまうと、皮膚の浅いところ(表皮層)にかなり強力な熱が加わってしまうため、赤い線状の跡、腫れがかなり長引いてしまいます。
そのため、1発ごとにエコーの画像を確認し、ほとんど浮かないことを確認した上で、照射しないとかなりのダウンタイムが出てしまうことになります。

エコー画像で確認し、浮かないように慎重に当てさえすれば、ほとんどダウンタイムが出ることはありません。
しかし、かなりの時間はかかります。まして、倍の発数となれば。

ウルセラ1.5㎜の痛みについて

従来のウルセラ4.5㎜と3㎜は麻酔のクリームはほとんど(というより全く)効きません。
これは、麻酔のクリームが浸透する深さと、ウルセラが届く深さを考えればわかることですが。
ウルセラ1.5㎜は麻酔のクリームで半分ほどに軽減するので、問題なく照射できます。

ウルセラ1.5㎜は麻酔のクリームで半分ほどに軽減するので、問題なく照射できます。
しかし、麻酔のクリームなしでは、かなりきついと思いますので、必ず麻酔のクリームをおすすめします。

ウルセラ1.5㎜を開始して2ヶ月。

ウルセラ1.5㎜単独でも、照射法の工夫により、かなり良い結果が出てきました。
かなりというより、相当です。しかも、ほとんどダウンタイムがなく。

明日以降、各部位での治療結果を徐々に報告していきたいと思います。
お楽しみに。

プロフィール

まりもクリニック院長 牧野良彦
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まりもクリニック

院長

牧野良彦

名古屋の美容外科、美容整形、美容皮膚科のクリニック。院長の牧野良彦です。美容のお悩み、ご相談あれば、いつでも連絡ください。クリニックでは、美容外科手術全般、美容皮膚科では、ボトックス注射、ヒアルロン酸注入、PRPなどさまざまな治療を行っています。また、ウルセラ、サーマクール、フォトフェイシャル、レーザーなど様々な治療機器を揃えています。

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