今回は、ウルセラ1.5㎜の頬・ほうれい線のたるみ、シワの治療効果の報告です。
ウルセラ1.5㎜開始後、2ヶ月が経過しました。まだ、フォロー期間が短いですが、かなり良い結果が出ていますので報告したいと思います。
ウルセラ1.5㎜のダウンタイム(赤み、腫れ)
前回の内容と同様に、トランシュデューサーが浮いていなければ、ダウンタイムはほとんどありません。
照射直後、数分して、赤い線と、場合によっては、少し、浮腫状の線が出ますが、浮いていなければ、数十分から1時間程度でほとんど消失します。
特に、頬の内側(ほうれい線と口元の外側)は浮きやすいので、エコー画像をしっかり確認して、浮いていないことを確認しかなり慎重に照射を。(頬の内側が浮かないようにするにはかなりのコツがいりますが)
ウルセラ1.5㎜の照射時の痛み
ウルセラ1.5㎜は、麻酔クリームにて痛みをおさえることが可能です。
リフトアップのウルセラ4.5㎜と3㎜は、筋膜(SMAS)をターゲットとしているので、麻酔クリームはあまり効果がありません。
1.5㎜はどうかといえば、やはり麻酔のクリームで半分程度でしょうか。1.5㎜単独であれば、頬全体は十分、麻酔のクリームで治療可能です。
しかし、リフトアップの4.5㎜と3㎜とウルセラ1.5㎜を併用する場合は、やはり点滴麻酔がお勧めです。
頬、ほうれい線の効果は?
まずは、皆さんが知りたいのは、ウルセラ1.5㎜で何が変わるのかということですよね。
まずは、ウルセラ1.5㎜単独での治療効果ですが、ずばり、肌のハリ感、引き締まり感です。
ただし、頬からフェイスライン(ほうれい線と口元外側から耳前部)にかなり広範囲に照射し、発数をかなり加えた場合ですが。
ウルセラ1.5㎜は、浮かないように、かつ、たくさんの発数を加えなければいけないので、治療をするドクターはかなり大変です。
リフトアップの4.5㎜と3㎜が引き上がり感なので、この効果の実感は全く異なります。
たかが、1㎜の差で、何がそんなに変わるかのかとおもわれるかもしれませんが、全く異なる治療効果、実感です。(実際にしていただければわかりますが)
ウルセラ1.5㎜単独で、ほうれい線のシワがなくなるわけではありませんが、頬にハリが出ますので、シワにはある程度は効果があります。
特に、照射直後のピーンと張った感じ。これは、かなり実感としても満足ができます。
従来のウルセラ4.5㎜と3㎜にウルセラ1.5㎜を併用することにより、頬のリフトアップ効果がさらにアップ
従来のウルセラ4.5㎜と3㎜はリフトアップが中心で、そのリフトアップ効果は、他の治療機器と比較しても、全く別格の治療効果です。
しかし、その深さ故、皮膚に対する熱エネルギーが乏しいということもありました。(そのため、ウルセラにサーマクールを併用する場合も)
ウルセラ1.5㎜が加わり、4.5㎜と3㎜に1.5㎜を併用することにより、頬のリフトアップ効果がさらに増したという印象です。
また、ほうれい線のシワ、口元のマリオネットラインにも、より浅くなるという印象です。(ほうれい線のシワは、なくなるわけではありませんが)
やはり、ウルセラは、2層で引き上げるより、3層で引き上げるほうが、間違いなく効果的です。
しかし、ここまで効果を出すには、ただ単に照射するだけでは難しくなります。
照射数、照射範囲、照射する方向などかなりこだわりが必要になります。
ウルセラ1.5㎜は、治療時間がかなりかかり、浮かないように気をつけなければいけないので、施術しているドクターもかなり大変です。
しかし、こだわりを持って当てていただければ、ダウンタイムのないたるみの治療としては、別格な効果を出せる唯一の治療機器と思います。
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ウルセラ1.5㎜の効果
2ヶ月後のウルセラ1.5㎜の効果の前に、再度、ウルセラ1.5㎜のおさらいです。
従来のウルセラ(4.5㎜+3.5㎜)とウルセラ1.5㎜は何が異なり、どのような効果が出るかということです。
ウルセラ1.5㎜ トランスデューサー
左が、4月に新しく発売されたウルセラ1.5㎜のトランスデューサーです。(左がナロータイプと呼ばれる目の下、目尻、口元に照射するタイプ。右上がスタンダードタイプと呼ばれる額、頬、フェイスラインに照射するタイプ)
ちなみに、トランスデューサーとは、ウルセラの焦点式超音波の深さを変えるために、取り換えを行います。従来は、4.5㎜と3㎜のみで筋膜と皮下組織に熱エネルギーを照射していました。
では、ウルセラ1.5㎜で何が改善するするかということです。
たかが、1㎜の差ですがその効果は明らかに異なります。
ウルセラの4.5㎜+3㎜は筋膜と皮下組織に熱を加えるので、リフトアップ効果。
しかし、ウルセラ1.5㎜は、皮膚の真皮のみに熱を加えるので、その効果はスキンタイトニング効果で、肌の引き締め、肌のハリ、シワの改善が可能になります。
これが最新のウルセラ照射。4.5㎜+3㎜+1.5㎜のトリプルレイヤー(3層)照射です。
ウルセラ+サーマクールからウルセラ(4.5㎜+3㎜)+ウルセラ(1.5㎜)に進化
従来のウルセラ(4.5㎜+3㎜)は、その深さから、筋膜と皮下組織に絞りこまれて熱が加わっていたので、リフトアップ効果としては最強の治療機器でしたが、皮膚に加わる熱は少し乏しい感じでした。
そのため、皮膚にも熱を加える高周波のサーマクールを併用するという治療が広まっています。
しかし、
ウルセラ1.5㎜の登場により、ウルセラとサーマクールの組み合わせから、ウルセラ(4.5㎜+3㎜)とウルセラ(1.5㎜)の組み合わせに変わるかも。
まりもクリニックでは、ウルセラ1.5㎜単独でも、かなり良い結果が出ています。
現時点では、ウルセラの4.5㎜+3㎜でリフトアップ、気になるところに、ウルセラ1.5㎜を追加照射しています。
近々、最強のウルセラのトリプルレイヤーの顔全体照射を開始予定です。
お楽しみに。
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ウルセラ1.5㎜を始めて、2ヶ月。その効果は?
ウルセラ1.5㎜が4月初旬に発売されて、当院でも4月下旬より開始しました。
現時点でウルセラ1.5㎜は、目の下、目尻、額、頬、フェイスラインと徐々に照射範囲を広げています。
治療開始してから、2ヶ月が経過し、その効果につき、御報告したいと思います。
今回は、目の下のシワ、たるみ、クマに対する効果です。
あくまで、ウルセラ1.5㎜単独の効果と思ってください。
ウルセラ1.5㎜とは?
ウルセラ トランスデューサー
トランスデューサーとは、ウルセラ先端に取り付けるもので、これを取り替えることで、深さを調節します。サーマクールで言えば、先端に取り付けるチップのようなものです(サーマクールもチップで深さを調節しますので)。以前は、4.5㎜と3㎜のチップ(左上4個)。今回、新しく発売されたチップは、右下の2個です。
ウルセラ4.5㎜、3㎜と1.5㎜の違いは?
ウルセラの照射深度
では、従来のウルセラ4.5㎜、3㎜と今回新しく出た1.5㎜は何が異なるかということです。
それは、ウルセラ4.5㎜と3㎜は筋膜、皮下組織に熱を加えるので、効果としてはリフトアップです。
今回のウルセラ1.5㎜は、皮膚の中(正確に言うと真皮中層から下層)に熱を加えますので、その効果は皮膚の引き締め、つまり肌のハリです。
つまり、たるみの効果としては、まったく別物ということです。
ウルセラ1.5㎜の照射マニュアル
ウルセラ1.5㎜照射マニュアル
左が、ウルセラ1.5㎜の照射マニュアルで、各パーツで書いてる数字が、ウルセラ社が推奨する照射数です。
しかし、
この照射数では、ほとんど効果が見られないため、現時点では、2倍の照射数に増やしました。
これで、効果は激変。明らかに、ウルセラ1.5㎜でも効果がわかるようになりました。
ウルセラ1.5㎜の照射はかなり大変です。
しかし、ウルセラ1.5㎜の照射はかなり大変です。
というのは、今回のウルセラ1.5㎜は浮いて当ててしまうと、皮膚の浅いところ(表皮層)にかなり強力な熱が加わってしまうため、赤い線状の跡、腫れがかなり長引いてしまいます。
そのため、1発ごとにエコーの画像を確認し、ほとんど浮かないことを確認した上で、照射しないとかなりのダウンタイムが出てしまうことになります。
エコー画像で確認し、浮かないように慎重に当てさえすれば、ほとんどダウンタイムが出ることはありません。
しかし、かなりの時間はかかります。まして、倍の発数となれば。
ウルセラ1.5㎜の痛みについて
従来のウルセラ4.5㎜と3㎜は麻酔のクリームはほとんど(というより全く)効きません。
これは、麻酔のクリームが浸透する深さと、ウルセラが届く深さを考えればわかることですが。
ウルセラ1.5㎜は麻酔のクリームで半分ほどに軽減するので、問題なく照射できます。
ウルセラ1.5㎜は麻酔のクリームで半分ほどに軽減するので、問題なく照射できます。
しかし、麻酔のクリームなしでは、かなりきついと思いますので、必ず麻酔のクリームをおすすめします。
ウルセラ1.5㎜を開始して2ヶ月。
ウルセラ1.5㎜単独でも、照射法の工夫により、かなり良い結果が出てきました。
かなりというより、相当です。しかも、ほとんどダウンタイムがなく。
明日以降、各部位での治療結果を徐々に報告していきたいと思います。
お楽しみに。
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