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「マドンナリフト」セミナーに参加。にきび跡、毛穴、若返りの効果について

「マドンナリフト」に参加して その2

マドンナリフトの前に、DEKA社のフラクショナルCO2レーザー「SmartXIDE DOT(スマートサイド・ドット)」のにきび跡、毛穴、リジュベネーション(若返り)の治療法のデモンストレーションを見させていただきましたので報告させて頂きます。

にきび跡(ニキビ痕)

お二人とも、私と同じ形成外科出身のドクターということもあって、皮膚科の先生と異なり、かなりアクティブに治療されていました。
にきび跡の凹みのにフラクショナルCO2レーザーで治療を行う場合、優しく照射しても効果は望めないということで、かなり強めの設定で照射していました。
このレーザーは、にきび跡の瘢痕を治すためには、深く照射しないと効果は望めないと。
効果は深さで決まり、ダウンタイムは密度で決まるというお話でした。

この意見は、私も同感で、ダウンタイムだけを気にしていると、にきび跡の陥凹にはほとんど効果は望めないと思います。
にきび跡の凹みには、フラクショナルレーザーは、パワーを弱く、回数を行なっても、効果はほとんど望めません。
重要なのは、適切な深さと密度です。

治療後の赤みについて

しかし、予測はしていましたが、治療後の赤みはかなり出ます。
また、痛みも。治療後よりは、少し時間がたってから。ステロイド入りの外用剤を塗り、氷やアイスパックをして30分から1時間。
個人的には、鎮痛剤などの痛み止めを飲んでも良いと思いますが。

この赤みがおさまるのに、通常で、3日から1週間。強めに行うと、1~2週間。

治療間隔と回数について

また、治療間隔は、赤みとむくみが落ち着くのに時間がかかるので、通常は1~1ヶ月半に1回。
治療回数は、5回が目安とのこと。

治療後の副作用

治療回数を短く、効果をより出したければ、パワーを強く、密度を細かめにすると良いのですが、治療後に問題となるのは、色素沈着(PIH)です。
色素沈着は、日本人のような東洋人には避けられないリスクで、レーザー系の治療にはつきものです。
ただし、この色素沈着は可能な限り、予防しなければ行けないのは事実ですが、思いもよらず出てしまうことはあります。しかし、出た場合の対処法を知っていれば、問題無いと思います。かなりの、経験は必要ですが。

毛穴

毛穴の開きは、フラクショナルCO2レーザーでも改善はかなり難しいというというお話でした。
これは、私も同感です。
毛穴に関しては、難しいのはフラクショナルレーザーだけではありませんので。

シワ、肌のハリ、たるみなどの若返り

シワに関しては、深いタイプは難しく、小じわには効果があるとのこと。
たるみに関しては、リフトアップというより、やはり肌のハリ、肌質改善が中心の治療と思います。

にきび跡の陥凹には、フラクショナルレーザーの中では、このフラクショナルCO2レーザーが一番効果的と思います。
しかし、赤み、痛み、痂皮はやはり覚悟しとえいたほうが良いかと。
ただし、フラクショナルCO2レーザーは、弱くして、回数を行なっても、効果はほとんど望めないと思っていただいたほうが良いと思います。
にきび跡の陥凹の改善には、皮膚の真皮層(真皮中層から下層)までしっかり穴を開けないと効果は望めません。
また、治療回数は、密に行ったほうが回数は少なくて済みますが、ダウンタイムが長引くことに。

やはりフラクショナルCO2レーザーは、効果とダウンタイムのバランスを取るには、かなり難しい治療と一つです。
私は、このような激しい治療が大好きなのですが、患者様が望まれるかどうか・・・

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プロフィール

まりもクリニック院長 牧野良彦
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院長

牧野良彦

名古屋の美容外科、美容整形、美容皮膚科のクリニック。院長の牧野良彦です。美容のお悩み、ご相談あれば、いつでも連絡ください。クリニックでは、美容外科手術全般、美容皮膚科では、ボトックス注射、ヒアルロン酸注入、PRPなどさまざまな治療を行っています。また、ウルセラ、サーマクール、フォトフェイシャル、レーザーなど様々な治療機器を揃えています。

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